2025.12.01

論理システム名

論理システム名 ( Logical System Name ) とは、SAP環境において各SAPシステムを一意に識別するための名前となり、特定のSAPシステムの特定のクライアントを識別することができます。
論理システム名は環境を一意に表す名前となりますので、IDocやALEなどで他SAPシステム ( クライアント )へデータを配信する場合に必要となってきます。また、BWシステムとの接続でも必要となってきます。
データ配信時に配信先を識別するために必要となりますので、論理システム名は一意である必要があります。

命名規則

論理システム名は、下記の命名規則が推奨されています。

例)
SIDが「AAA」、クライアント番号が「100」の場合:AAACLNT100
SIDが「ZY1」、クライアント番号が「600」の場合:ZY1CLNT600

論理システム名登録方法

論理システム名は、トランザクションコード BD54 から登録・削除することができます。
論理システム名は、クライアント非依存カスタマイズに該当しますので、登録・削除時に移送依頼が取得されます。

クライアントに論理システム名を割り当てるには、トランザクションコード SCC4 から設定することができます。(新規クライアント登録時のみ)
既存クライアントの論理システム名を変更する場合は、トランザクションコード BDLS を使用することで変更することができます。

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