2026.01.13

スプール番号の使用状況の確認方法

SAP ABAPシステムでは、スプールを作成すると一意の番号 ( スプール番号 ) が割り当てられます。これらのスプール番号は、番号範囲オブジェクトによって番号を管理してます。
スプール番号の番号範囲オブジェクトは、「SPO_NUM」となります。( トランザクションコード SNROから番号範囲オブジェクトは確認することができます。 )
なお、スプール番号はクライアント000で管理されているため、クライアント000で確認する必要があります。

RISE with SAP環境などでは、通常クライアント000へのカスタマーのログオン権限がないため、番号範囲を確認することができません。( サービスリクエストから一時的にクライアント000のユーザを払い出してもらうことは可能 )
このような場合のために、ABAPプログラム「RSPO_SHOW_SPO_NUM」が用意されています。このABAPプログラムを実行することで、番号範囲オブジェクト「SPO_NUM」の設定と、現在のスプール番号の使用状況を確認することができます。

・[開始番号]が「100」、[終了番号]が「32,000」となるため、スプール番号は「100」から開始して、「32,000」まで使用可能であることを表している。( スプール番号としては、31,900個使用可能 )
・[システムのスプール依頼数]が「1,831」となっているため、現在のスプール番号は1,831個使用されていることになり、残り30,069個使用することが可能となる。
・[番号範囲ステータス]は、次に利用可能な空きスプール番号を表していますが、下の画像の通り必ず表示された番号を使用されるわけではありません。

[番号範囲ステータス]の値が、「11099」となっている状態で、スプール依頼を登録しても、割り当てられた番号は「11020」であることが確認できる。

なお、スプール依頼は1つ1つにスプール番号が割り当てられるため、スプール番号範囲で指定した番号の個数しかスプール依頼を登録することができないため注意が必要です。
デフォルトでは、割り当て可能なスプール番号は「31,900」個となるため、スプール依頼は「31,900」個までしか登録できないことになります。
スプール番号範囲は拡張することは可能ですが、上限は「999,999」までとなります。( スプール依頼の上限は「999,899」個 )
スプール番号はスプール依頼を削除することで、新しいスプール依頼に対して使用可能となりますので、定期的にスプール依頼を削除するようにして下さい。

<参考>
SAP Note 2635724 – Monitor or Display Spool Range Limit and Status
SAP Note 48284 – System cannot generate any more spool requests

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