AIを活用したインサイト機能「Tableau Pulse」

Tableau 2024.3のアップデートでMicrosoft Teamsとも連携できるようになったTableau Pulseについて紹介します。
Tableau PulseはTableau Cloudに含まれており、Tableau Cloud利用者はすぐに使うことができる機能になります。
1.Tableau Pulseとは
Tableau Pulseではユーザーにとって重要な指標の変化をTableau AIが自動的に検出し、
その背景にある要因やトレンドを自然言語で分かりやすく提示する。
またAIにデータについての質問をすることも可能である。
例)売上のデータをTableau Pulseで表示した

これらの機能によりデータに基づいた意思決定を迅速に行えることが Tableau Pulseの強みである。
2.Tableau Pulseの使用例
2.1Tableau CloudでTableau Pulseのメトリクスを作成する
※メトリクスとは、さまざまな活動を定量化し、その定量化したデータを分かりやすく加工した指標
①Tableau PulseとTableau AIをオンにする。
Tableau Cloudにログインして、設定>全般にある Tableau PulseとTableau AIの項目に☑を入れて保存する。

②データソースをCloudにパブリッシュ
今回は、Tableau Pulse用のデータを用意して、Tableau DesktopからTableau Cloudにパブリッシュ

Tableau Cloud の所定の場所に Tableau Pulse用のデータがパブリッシュされていることを確認

③メトリクスの新規作成
ホーム画面の左側にある Tableau Pulse を選択

新しいメトリクスの定義を選択

④データソースに接続

⑤メトリクスの各種設定
名前を付け、メジャー、時間ディメンションに設定したい項目を選択

必要に応じて調整可能なメトリクスのフィルターを選択し、次へ

今回 はデータソース目標は未設定で次へ

今回選択した売上の値は大きくなる方が、好ましいため、「好ましい」を選択。
レコード識別子にはレコードが一意に決まるキーを選択し、保存

作成したメトリクスをフォローする

2.2Tableau AIに質問
質問候補から質問したいものを選択

質問内容の回答が表示されることを確認

※「質問する」から自由に質問できる機能は、未実装
2.3TeamsでTableau Pulseのメトリクスが表示されるように設定
Teamsで Tableau Cloudのアプリを入れることで、Tableau Pulseのメトリクスを表示させることができる。
①Microsoft Teamsの「+」タブを選択
②Tableau Cloudのアプリをインストール
③ 追加されたTableau CloudタブからPulse Metricsを選択
④共有したいPulse Metricsを追加
⑤保存を選択
Slackやメールでの通知機能を通して 、個々のメトリクスをフォローしているユーザーに対して、定期的に発信することも可能。
以上、AIを活用したインサイト機能「Tableau Pulse」に関するご紹介でした。